モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい

近くなる距離



「えーでは体育祭の種目決めを行う」


次の日の1限。

まだ眠気が完全に覚めなくて目が半目状態。


ふぁ〜……眠い。



「ねぇ、なにやる?」

アズがクルっと後ろを向いた。


「アズと一緒がいいなぁ」


「じゃあ二人三脚やろうよ」


「いいよ!」


二人三脚は結構人気だったけど、見事ジャンケンで勝ち取れた。

二人三脚は2人組ペアの計8人でリレー。


私たちはなんと、、、アンカー!

脚が速いアズと脚が遅いわたしのなんともいえないペアだけど……アズがいれば優勝間違いナシだよね。



「頑張ろう!アズ!」

「あったりまえでしょ。あたしを誰だと思ってるの?」

「ふふっ…アズ様!」



体育祭、すっごく楽しみだなぁ。

わたしは16歳になったらもう学校に通うことはできないから。


一時の高校生活。

イベントだってなんだって全力で楽しみたい。
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