OL 万千湖さんのささやかなる野望
「あんたこそ、なんでこんなところにいるのよ」
「はあ、クレープに誘われてまして、つい、ふらふらと。
あっ、ちゃんと実家が家建て替えるから見にきたんですよ」
「なにあんた、まだ家族と同居してんの?
っていうか、こんな遠くの住宅展示場まで来るとか物好きね」
二回目のヒーローショーが始まるらしく、家族連れの場所取りが始まっていた。
万千湖はそちらを気にしながら、
「あの、行かなくていいんですか?」
とつい訊いて、
「なんでよ」
と睨まれる。
「いえあの、場所取りされなくていいんですか?」
あ、ああ……と言ったサヤカは、
「あんたまだ此処にいるの?」
と訊いてくる。
「はあ、一番奥の家を見に行こうかななんて」
そう、と言うサヤカに、
「あのー、今、私だって、すぐにわかりました?」
と訊いてみた。
「何年一緒にいたと思ってんのよ。
なに、そのチャチな変装」
と腕組みしたサヤカは上から下まで万千湖を見る。
「はあ、クレープに誘われてまして、つい、ふらふらと。
あっ、ちゃんと実家が家建て替えるから見にきたんですよ」
「なにあんた、まだ家族と同居してんの?
っていうか、こんな遠くの住宅展示場まで来るとか物好きね」
二回目のヒーローショーが始まるらしく、家族連れの場所取りが始まっていた。
万千湖はそちらを気にしながら、
「あの、行かなくていいんですか?」
とつい訊いて、
「なんでよ」
と睨まれる。
「いえあの、場所取りされなくていいんですか?」
あ、ああ……と言ったサヤカは、
「あんたまだ此処にいるの?」
と訊いてくる。
「はあ、一番奥の家を見に行こうかななんて」
そう、と言うサヤカに、
「あのー、今、私だって、すぐにわかりました?」
と訊いてみた。
「何年一緒にいたと思ってんのよ。
なに、そのチャチな変装」
と腕組みしたサヤカは上から下まで万千湖を見る。