OL 万千湖さんのささやかなる野望
ラジオの放送は二時。
レストランの前で聞こうといったが、お腹が空いて待てそうにはない。
「なにか買って食べながら聞きますか?」
ともう何故、レストランの前にいるのかわからない状態になりながら、ハンバーカーショップに向かった。
すると、注文している途中で、奥のフライヤーの前にいた若い男の店員が万千湖を見て、あっ、という顔をする。
「白雪っ」
駿佑は息をつめ、二人を見つめた。
この間と違い、今、注文途中の万千湖は逃げられない。
なんだかんだで怪しい万千湖の正体が、いよいよ明らかにっ?