好き 2
彼との最後の話
夕食が終わって、自分の部屋に戻る。
広い部屋には、必要最低限ものしか揃えられていない。
布団を敷いて、眠ろうとすると、誰かが来た。
「・・・何方(どなた)ですか?」
「僕。零。入ってもいいかな?」
「どうぞ。」
私と同じデザインの着物を着た零は、髪の毛がしんなりしてて、一瞬誰かわからなくなりそうだった。妙な色気とオーラ-をまとう彼は美しく見えてしまった。
「深雪。ちょっと散歩しよっか。」
「? うん。」
庭に連れ出されて、池にかかる橋の上。
木の裏に誰かいる。
「誰か、いる?」
「よく分かったね。流石元恋人同士。」
恋人同士、って事は、あそこにいるのは・・・
「深雪。」
私の希望である、貴方が木の影から現れた。
なんで、ここにいるの?
ゆるい三編みをした銀髪を風が揺らす。
「深雪。感謝してね?」
「ありがとう。零、ホントにありがとう。」
「いいえ。10分くらいしたら戻ってくるね。」
「うん。」
広い部屋には、必要最低限ものしか揃えられていない。
布団を敷いて、眠ろうとすると、誰かが来た。
「・・・何方(どなた)ですか?」
「僕。零。入ってもいいかな?」
「どうぞ。」
私と同じデザインの着物を着た零は、髪の毛がしんなりしてて、一瞬誰かわからなくなりそうだった。妙な色気とオーラ-をまとう彼は美しく見えてしまった。
「深雪。ちょっと散歩しよっか。」
「? うん。」
庭に連れ出されて、池にかかる橋の上。
木の裏に誰かいる。
「誰か、いる?」
「よく分かったね。流石元恋人同士。」
恋人同士、って事は、あそこにいるのは・・・
「深雪。」
私の希望である、貴方が木の影から現れた。
なんで、ここにいるの?
ゆるい三編みをした銀髪を風が揺らす。
「深雪。感謝してね?」
「ありがとう。零、ホントにありがとう。」
「いいえ。10分くらいしたら戻ってくるね。」
「うん。」