【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「次は基礎練習を海氷高校の皆とやるんじゃ。いつもはチームの皆のことしか見とらんから新鮮に感じるじゃろう。立冬監督もよいじゃろ?」





「こちらは問題ありません。それにしても思い切りましたね花火絵監督も」






「その為の合宿じゃ。己とライバルを知るのは一番大事なこと。知ったからこそ、より勝ちたいと思うようになる。それがわしの指導方じゃ」






考えたこともなかった。ライバル校と練習するのは自分の手の内を教えることになる。







それだとより弱点がつきやすくなって試合で不利になるかと思ってた。
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