禁忌は解禁された
「あんたのせいで、颯天はこんな汚い世界に身を染めてしまった」
「………」
「あんたがいなかったら、颯天は“普通”に生きていけたはず」
「そう…だね…」
「穢らわしい女なの!あんたは!」
「うん」
「もう…やめろ……」
井田の呟き。
少しずつ、井田の雰囲気が黒く染まっていく。
「井田さん…?」
「颯天のこと思うなら、消えてよ!」
「ごめんね。もう…無理なの」
「普通の颯天を返して!」
「ごめんね」
「消えてよ……」
「道加さん…」
「もう、やめてくれ……」
「私の前から、消えてよ!!!」
「………」
「姫をこれ以上…傷つけないでくれ……」
「死んでよ!!!」
━━━━━━━━!!!!?
「………っ…!!?」
道加のネイルが、一颯の頬をかすめる。
一颯の頬が切れた。
「「「姫━━━━━!!!?」」」
組員達が叫ぶ中、ザッ━━━!!と風を切る音がして、今度は井田が道加に馬乗りになっていた。
「━━━━━━真紘くん!!?ダメ!!!」
「てめぇ!!
よくも姫を傷つけてくれたなぁ!!?
それに、姫に謝りに来たんじゃねぇのかよ!!?」
「あ…あ……」
井田のあまりにも凄まじい怒りの雰囲気に、道加はビクビク震えだす。
「消えるのは、お前だ………!」
井田が拳銃を取りだし、道加の額に銃口を向けた。
「真紘くん!!やめてーーー!!!」
その頃ちょうど、颯天、銀二、暁生、町野、百田が帰ってきた。
「ただいまー!!一颯ーー!」
「あれ?誰も、迎えに来ませんね」
暁生が、辺りをキョロキョロして言った。
「ん?客が来てるみたいですね」
銀二が、道加のパンプスを見て言う。
「女?姫のご友人ですかね?」
「いや、でも…姫は屋敷には呼ばないだろ?
怖がるからって」
町野と百田が、不思議そうに首をかしげる。
「一颯ーーー!!!」
颯天が玄関を上がる。
すると━━━━━━
パァーーーーーンと言う銃声が、屋敷内に響き渡った。
颯天達五人は顔を見合わせて、駆け出した。
「一颯!!!?どうし━━━━」
「「「「姫!!!?」」」」
颯天達の前に信じられない思いで井田を見つめる一颯と、道加に馬乗りになった井田。
同じく固まっている、組員達の光景が広がっていた。
「真紘く……」
「あ、姫…
大丈夫です。この女、失神しただけですよ」
井田は力なく、ゆっくり道加から下りた。
井田は、道加の顔の横ギリギリを撃ったのだ。
そしてゆっくり立ち上がり、一颯の元に向かう。
「それよりも姫、大丈夫ですか?
手当てしないと……」
「真紘く……」
井田はハンカチを取りだし、一颯の頬に当てた。
「すみません。俺は姫の護衛で傍にいます。
それに……それ以上に、姫は大切な人なんです。
だから、黙って見ていられませんでした」
「井田」
「はい」
「あとは、俺がする。
お前は、こいつの始末を頼む」
颯天が井田に代わり、一颯の頬のハンカチを押さえた。
「はい」
「井田。
“後は”頼む。お前の好きなようにしろ!」
「え?組長?」
「俺は、一颯がいれば何もいらない」
颯天は井田を見据えて言い、一颯を支えながら応接室を出ていった。
「………」
「あんたがいなかったら、颯天は“普通”に生きていけたはず」
「そう…だね…」
「穢らわしい女なの!あんたは!」
「うん」
「もう…やめろ……」
井田の呟き。
少しずつ、井田の雰囲気が黒く染まっていく。
「井田さん…?」
「颯天のこと思うなら、消えてよ!」
「ごめんね。もう…無理なの」
「普通の颯天を返して!」
「ごめんね」
「消えてよ……」
「道加さん…」
「もう、やめてくれ……」
「私の前から、消えてよ!!!」
「………」
「姫をこれ以上…傷つけないでくれ……」
「死んでよ!!!」
━━━━━━━━!!!!?
「………っ…!!?」
道加のネイルが、一颯の頬をかすめる。
一颯の頬が切れた。
「「「姫━━━━━!!!?」」」
組員達が叫ぶ中、ザッ━━━!!と風を切る音がして、今度は井田が道加に馬乗りになっていた。
「━━━━━━真紘くん!!?ダメ!!!」
「てめぇ!!
よくも姫を傷つけてくれたなぁ!!?
それに、姫に謝りに来たんじゃねぇのかよ!!?」
「あ…あ……」
井田のあまりにも凄まじい怒りの雰囲気に、道加はビクビク震えだす。
「消えるのは、お前だ………!」
井田が拳銃を取りだし、道加の額に銃口を向けた。
「真紘くん!!やめてーーー!!!」
その頃ちょうど、颯天、銀二、暁生、町野、百田が帰ってきた。
「ただいまー!!一颯ーー!」
「あれ?誰も、迎えに来ませんね」
暁生が、辺りをキョロキョロして言った。
「ん?客が来てるみたいですね」
銀二が、道加のパンプスを見て言う。
「女?姫のご友人ですかね?」
「いや、でも…姫は屋敷には呼ばないだろ?
怖がるからって」
町野と百田が、不思議そうに首をかしげる。
「一颯ーーー!!!」
颯天が玄関を上がる。
すると━━━━━━
パァーーーーーンと言う銃声が、屋敷内に響き渡った。
颯天達五人は顔を見合わせて、駆け出した。
「一颯!!!?どうし━━━━」
「「「「姫!!!?」」」」
颯天達の前に信じられない思いで井田を見つめる一颯と、道加に馬乗りになった井田。
同じく固まっている、組員達の光景が広がっていた。
「真紘く……」
「あ、姫…
大丈夫です。この女、失神しただけですよ」
井田は力なく、ゆっくり道加から下りた。
井田は、道加の顔の横ギリギリを撃ったのだ。
そしてゆっくり立ち上がり、一颯の元に向かう。
「それよりも姫、大丈夫ですか?
手当てしないと……」
「真紘く……」
井田はハンカチを取りだし、一颯の頬に当てた。
「すみません。俺は姫の護衛で傍にいます。
それに……それ以上に、姫は大切な人なんです。
だから、黙って見ていられませんでした」
「井田」
「はい」
「あとは、俺がする。
お前は、こいつの始末を頼む」
颯天が井田に代わり、一颯の頬のハンカチを押さえた。
「はい」
「井田。
“後は”頼む。お前の好きなようにしろ!」
「え?組長?」
「俺は、一颯がいれば何もいらない」
颯天は井田を見据えて言い、一颯を支えながら応接室を出ていった。