辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
そういうと、そのままグレッグ様はフォルク大公を後ろから羽交い絞めにする。自分は関係ないとまだしらを切る気だったのか、油断をしていたのか、拘束されたフォルク大公は驚いたように、グレッグ様の腕を握りしめる。


その痛みからか、少しだけ顔を歪めたが、グレッグ様は言葉を続ける。
「あなたの魔力にかなうわけもありません。しかし、私自らの命と引き換えならばなんとかなりますよ」
静かにそういった彼に、私は無意識に走り出していた。

「ダメ! グレッグ様!」

「フェリーネ!」
飛び出した私にアレックス様が慌ていたように飛び出す。

すべてを暴露されやけになったのだろう、
「くそ! ここまでだ! すべて散れ!」
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