辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
「違う! 魔力だけがすべてではない! それよりも大切なことがある! それが兄にも国王にもあるのだ! どうしてそれがわからない! 民のことを一番に考え、思慮深く、素晴らしい人間がこの国を治めるべきだ。魔力などなくてもいいのだ」

王太子殿下より魔力が高いことを気にされていたアレックス様だからこそ言える言葉だろう。

「グレッグ! お前のことは一度保留だ。封じるぞ! お前は俺の一番隊の隊長だろ!しっかりしろ!」
アレックス様の声に、グレッグ様がハッとしたように目を見開いらいた。



「限りある力で抑えこめ!」
アレックス様の言葉にグレッグ様が力を込めるのが分かった。そしてアレックス様が魔法陣を描けば、空間に紫色の魔法陣が描かれる。
< 226 / 244 >

この作品をシェア

pagetop