辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
「ねえ、フェリーネ、冴えないとか誰のことを言ってるんだ?」
「え?」
ジッと見つめられて言われた意味が解らない。
「この一か月、俺がどれだけ君に触れたかったかわかっていってるのか?」
まさかそんなことを思ってくれていたなんて思っていてくれたなんて思わず、私は目をパチパチする。
「この綺麗なピンクゴールドの髪」
そういうと、アレックスは私の髪をひとつかみ取ると、それに唇を落とす。
「この真っ白な頬、この美しい瞳」
言葉にしながら、一つずつ口づけをおとすアレックスに、驚きで私はされるがままになっていた。
「そして、この可愛らしい唇」
瞳を見つめられながら、落とされる口づけは、初めは触れるだけのものだったが、息を吸いたくて私が薄く唇を開くと、アレックスは「もう無理だ」それだけを言うと、私に激しく口づける。
慣れた舌は私の奥で縮こまっていたそれをあっけなくからめとり、室内に水音が響く。
それが淫らで、自ら頼んだことだというのに、めまいがしそうだ。
知識だけはあったが、現実はクラクラしそうなほど熱くて、身体が蕩けそうになる。