Cinderella ~これが私のシンデレラストーリー~
遠いはずの道も好きな人と一緒なら
一瞬で着いてしまう

「着いたよ」

ありがとう と言いながら自転車を降りて
私の顔をみてキスしてきた

ビックリした
そういうことは付き合ってないと
しちゃダメって思ってた
付き合ってない人とたつき君はしない人だと思ってた

「ちょっと部屋上がっていって」

この家の前までは何回も来たことがあった
でも敷居をまたぐのは始めて

大きなおうちで大好きな人の匂いがする部屋に
始めて上がった

男の子の部屋って感じで小汚く、黒で統一されてる
ベットに転がり私をぎゅーてしてきた

もう全てが夢すぎて死にそうになってる私

< 30 / 90 >

この作品をシェア

pagetop