本当は怖い日本の昔話
私「芝刈りに行って、タヌキが背負った芝に火をつけ、火傷したタヌキに唐辛子などを調合した薬を塗って、魚捕りに誘ったところまでは一緒かな」

輝一「火傷に唐辛子って痛いどころじゃないだろうな……」

沙月「もう想像すらしたくない……」

私「ウサギはちゃんとした船で、タヌキは泥船に乗るところも一緒。泥船がどんどん沈み、タヌキが溺れてウサギに助けを求めるところも一緒」

沙月「ま、まさか……!」

私「沙月のお察しの通り、ウサギは許しを請うタヌキを溺死させる。そして死んだタヌキをおじいさんのところへ持って行って、二人で仲良くタヌキ汁を食べた」

輝一「ウサギって草食動物でしょ!」

私「フィクションだからね。あっ、知らない人の家に持って行ってその人と食べるっていうパターンもあるよ。だけど、その人に殺されかけて刃物で尻尾を切り取られてしまうんだ。だからウサギの尻尾は短いんだって」

沙月「結局、ウサギも痛い目に遭うんだ」

私「因果応報ってやつじゃない?」
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