ヨルガオ-午前0時の逃避行-

その人もバイクに乗る人で、見た目は(派手というか……)華があって異次元的な妖美を持ち、性格はクールで表情もいつも冷たい。

だけど、本当はすごく優しくて温かい人。


由良くんの顔を思い浮かべてしまったから、容姿と暴走族という情報だけで澄ちゃんの彼氏を否定できなかった。



「澄ちゃん。私も、聞いてほしい話があるの」

「ん?なになに」


キラキラな瞳が期待を膨らませる。


澄ちゃんと違って可愛げのある話ではないけれど、澄ちゃんには由良くんの存在を話しておきたかった。



澄ちゃんは、彼氏のことを私に話すのを悩んだと思う。


彼氏が暴走族と聞かされて心配しない友達はいない。


それでも澄ちゃんは、私に話してくれた。


なら私も。

由良くんとのことや昨日起きたことを報告したい。


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