本当は怖いグリム童話
私「娘が城での生活に慣れた頃、男が仕事の都合で出かけなくてはならなくなり、娘は鍵束を渡される。だが、金の鍵の部屋だけは入るなと言われてしまう」

輝一「そんなこと言われたら、開けなくなるよね」

沙月「フラグだよ」

私「娘は城中の部屋の鍵を開け、豪華な部屋を楽しんでいく。そして、金の鍵の部屋の中を少し見るだけならバレないだろうと部屋のドアを開けた」

沙月「中には一体何があったの?」

輝一「ドキドキ!」

私「部屋は真っ暗で、娘が一歩部屋の中に入ると、ポタリと何かが落ちてきた。それはぬるりとした血で、娘が天井を見ると、天井から血まみれの女性がたくさん吊るされていたんだ」

輝一「うわぁぁぁぁ!」

沙月「きゃあぁぁぁ!」

私「恐怖で体が震えた娘は、血だらけの床に鍵を落としてしまう。その時に鍵に血がついてしまい、娘は慌てて鍵を洗ったり擦ったりしたんだが、何故か血は取れない」

沙月「取れない血って不思議……」

私「そうしている間に男が城に帰って来て、血のついた鍵を見て「あの部屋に入ったんだな!」と怒鳴る。そして娘は、あの部屋に吊るされた女性たちのように殺されることになってしまった」
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