クールなご主人様は溺愛中
その帰りに、ふっと目にとまったのは、浴衣。


水色の生地に大輪の朝顔がちりばめられていた。


可愛いなぁ。


......行きたいな、夏祭り。


冬夜くん、忙しいかな。


一緒に、行ってくれるかな。


色んな思いをめぐらせながら、家に帰る。


冬夜くんは、お昼ご飯を食べるためだけに、1回家に帰ってくる。


それまでにお昼ご飯を準備しようと、作り始めた。


「ただいまー」


ちょうどオムライスを作り終わった頃、冬夜くんが帰ってきた。


「おかえり!」


玄関まで行くと冬夜くんが優しく笑う。


「オムライス?」


「うん、好き?」


「ああ」


2人でいただきますをして食べ始める。


なんか、緊張する。


「里奈?」


そんな私に気づいたのか、不思議そうにこっちを見る。
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