クールなご主人様は溺愛中

やっぱり、恋みたい

もう冬夜くんとの2人暮らしも残り1週間という頃。


「げっ、雨......」


冬夜くんは、今朝お手伝いに向かった。


私は、お昼ご飯を食べて家事をしていた。


窓の外を見れば雨が降り始めてる。


冬夜くんって、傘持っていったかな......?


玄関の傘置き場を見れば、黒い傘とピンクの傘が1つずつ。


置いてってる......。


何時くらいに帰ってくるかな。


『何時くらいに帰ってくる?』


時間によっては雨に打たれずに済むと思うんだけど......。


『4時くらい』


すぐに帰ってきた返事にほっと息をつく。


とりあえずは、大丈夫そう。


それまでに止むと思うんだけど......。


そして、止まなかった。


「ええ......」


4時前、外を見ればさっきよりも酷くなった雨。
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