クールなご主人様は溺愛中
そして、めちゃめちゃ似合ってる。


私たちは、チラシを持って2人で呼び込みへ向かった。


色んな人で賑わっている校庭へ出ると、休日だからか一般の人もかなりいた。


「よし、行こう!里奈ちゃん!」


れんげちゃんが気合いを入れてチラシ配りを始める。


「メイド、執事カフェやってまーす」


れんげちゃんの声に私も負けじと声を張る。


「ぜひ、お越しくださーい!」


「あれ、れんげ?」


れんげちゃんと背中合わせでチラシを配っていると、知らない男の人が彼女の名を呼んだ。


私も反射的に振り返る。


「チラシ、貰うな」


なんだろう、顔立ちが誰かに似てる。


......誰だっけ。


「う、うん。楽しんで行って!」


れんげちゃん、顔真っ赤......。


「ああ。あとで案内してよ」


「うん!」
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