クールなご主人様は溺愛中
「ありがとう」


「うん。開けてみて?」


笑って言えば、冬夜くんがプレゼントを開ける。


「時計......」


「うん。冬夜くん、してないなって思って」


「ありがと、すげー嬉しい。毎日つける」


その姿は、本当に嬉しそう。


バイト、頑張ってよかったなぁ。


「大変だっただろ」


あれ、冬夜くん、バイトのこと知ってるのかな。


「ううん、全然!」


あ、返事、しなくちゃ......。


私も好きって、言わなきゃ。


「あのね、冬夜くん......」


「ん?」


「私も、冬夜くんが好き」


まっすぐ、彼の目を見て言った。


「え......」


驚いてる冬夜くんの顔をのぞき込む。


「あんま、見ないで。やばい、嬉しすぎてニヤける」
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