クールなご主人様は溺愛中
「え、大丈夫?」


「うん。平気」


そう言うと悠くんは、良かったと顔をほころばせた。


冬夜くんとは、違った優しさに気が緩む。


学校では、れんげちゃんと悠くんと過ごしている。


家に帰ったら、メイドをしながら裁縫の練習をする。


そして今日も


「冬夜くん?」


夜中に昨日と少し味を変えたうどんを持って、ドアをノックする。


「んー」


これは、入ってもいいの?


「お疲れ様、今日もうどんだけどいいの?」


「ん。俺を練習台にして料理も上手くなればいい」


「そう......」


なんか、申し訳ないな。


私は私で自分の分の夕ご飯も、持ってきてる。


「また、練習か?」


「え、うん」


咎められるように言われたから、ちょっとだけびっくりする。


「......無理、すんなよ。別に裁縫なんてできなくてもいい」


冬夜くんが言うなら、そうなんだろうな。
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