生きる理由をキミに沈めて、笑顔で私を忘れてください
「こんな時期に転校してきて、
イジメられてるのに何も言い返さないのは私だから」
そういう私に、
彼は何故か、少し頬を緩めた気がした。
「ハハッ、想像通りの性格で、
ごめん笑っちゃって」
嬉しそうにそう言った後に、
しまったというように頭を掻く彼。
私は1人ぽかんとしていた。
「立花恋純さん、3組の子だよね?
いつも裏庭の薔薇に水をあげてくれる」
そういう彼に、
あー、そんなこともしていたなあ
と私はコクリと頷く。
「俺の席から裏庭見えるんだけどさ、いっつもあの薔薇元気ねーなー、って思ってたら、ある日から急に綺麗に咲いててさ、それからたまたま放課後外見かける機会があって、立花さんが水あげてるの見たんだ」