生きる理由をキミに沈めて、笑顔で私を忘れてください
「紫色のバラ、あれなんて名前だっけ」
爽やかにそう笑うキミに、
全身の血が倍速で動き出した。
どうしよう、どうしよう。
嘘みたいな出来事に、私は言葉を忘れる。
ずっと探していた人が、
こんなにも近くにいたの?
「まだら…」
「ハハッ思い出した?」
思い出したというより…
ずっとあなたのことを探していた。
「…純喜、だったの?」
「おう」
「…どうして、凄いスラッとしてたし、それに純喜は特進で」
「高校からサッカー部入ったからまあ、ガタイは良くなるだろ。あなたに約束しただろ?恋純と同じ高校に来るためにこの高校に来たんだよ」
優しく微笑む彼に、
ドキッと心が高鳴る。