首取り様2
首探し
慎也の首がなくなったのを確認した後、佳奈、春香、美樹、大輔、明宏の3人はリビングに移動してきていた。
窓の外はまだ十分暗くて、朝までに時間はたっぷりある。
「やっぱり、ガイコツを集めるだけじゃダメだったんだよ!」
テーブルをバンッ! と両手で叩いて佳奈が叫ぶ。
その頬は涙で濡れて光っている。
「あんなに苦労してガイコツを集めたのに……」
椅子に座り、テーブルに肘をついて頭を抱えたのは明宏だ。
今まで3つのガイコツを集めることに成功している。
けれど首無し地蔵は5体ある。
3体分のガイコツを集めただけでは、足りないのだ。
「残りの2つも探すしかないだろ」
大輔が真剣な表情でつぶやく。
「だけど、そもそもガイコツを集めることで開放されるかどうかなんて、わからないんだよ?」
美樹が今にも泣き出してしまいそうな声で言った。
そんな美樹の手を明宏が握りしめる。
「とにかく今は慎也の首を探すことだけ考えない?」
窓の外はまだ十分暗くて、朝までに時間はたっぷりある。
「やっぱり、ガイコツを集めるだけじゃダメだったんだよ!」
テーブルをバンッ! と両手で叩いて佳奈が叫ぶ。
その頬は涙で濡れて光っている。
「あんなに苦労してガイコツを集めたのに……」
椅子に座り、テーブルに肘をついて頭を抱えたのは明宏だ。
今まで3つのガイコツを集めることに成功している。
けれど首無し地蔵は5体ある。
3体分のガイコツを集めただけでは、足りないのだ。
「残りの2つも探すしかないだろ」
大輔が真剣な表情でつぶやく。
「だけど、そもそもガイコツを集めることで開放されるかどうかなんて、わからないんだよ?」
美樹が今にも泣き出してしまいそうな声で言った。
そんな美樹の手を明宏が握りしめる。
「とにかく今は慎也の首を探すことだけ考えない?」
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