僕が生きた証
君に惚れた私
優に会えず一週間が経った
その間にわかったことは沢山あった
クラスの何人かの女子が優に好意を抱いていること
優がモテていること
その他にもいろいろな事がわかった

「奈々ちゃん〜!後夜祭の時どこ行ったのよ!」
あっ、これは少し怒らせてしまったみたいだ
「ごめんね彩!」
「も〜1人だったんだからね!」
「ごめんねぇぇ!」
「いいけどどこ行ってたのよ」
あの時のことを話した
「へぇ、で、惚れちゃったわけだ」
「そうなんです…」
「ふーん」
「なんでそんなにニヤニヤしてるのよ…」
「いやぁ、だって昔から一緒にいるけど奈々ちゃんからそういう話一切聞かなかったからさ〜」
「確かにしたこと無かったかもしれない…」
「初恋なわけだ」
「そうなのかもしれない…」
「なんか嬉しいな〜」
「なんでよー」
「奈々ちゃんが恋の相談してくれる事が?」
「何よそれ笑」


「ね、最近見ないよね」
「どうしたんだろうね」


「奈々ちゃんライバル沢山いるよ」
「別にいいよぉ、どうせみんな私より可愛いから私が勝てるわけないしー」
「そういうところがダメなんだよ」
「うっ…」
「ま、頑張りたまえよ。彩は応援してるからねっ」
「ありがとぉ」
「あの子たちの言う通り最近見ないね」
「私、優の存在しったの文化祭の日だからよく分からない…」
「下の名前呼び捨てか〜」
「何よ」
「いやぁ別に〜?」
「はっきりいいなさいよ…」
「周りの子達より進んでるってことよ」
「どういうこと!?」
「いずれわかるわよ笑」
「変なの〜」
「駒井〜」
「あ、はい!」
「ちょっといいか?」
「なになに呼び出し〜?奈々ちゃん何したの〜」
「何もしてないわよ…」
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