チョコよりも甘いキミの溺愛。
キミに想いを伝えます。


「これでよし。あとは、ラッピングして………」



私はオーブンを閉めると慌ただしく自分の部屋に戻る。


えーっと、昨日買ったラッピングは……、あった!カバンの中にあったピンク色のラッピングを見つけるとそれを取り出す。


ラッピングを持ってまたキッチンに戻った。



「あー、ドキドキするぅ………」



ドキドキと鳴り止まない心臓を押さえて深呼吸を何度も繰り返す。本番は明日なのに今からこんなに緊張していたら身が持たないじゃん。


しっかりしろ、私!


ペチン、と頬を叩いて気合いを入れた。


今日は2月13日。
夜中の11時30分を過ぎた頃。


私は1人、キッチンにいて、明日のバレンタインに備えてお菓子を作っていた。


初めて本命のチョコを作る。
チョコを渡しながら告白をするんだ。


そのせいかずっと緊張しっぱなしで手足が震えている。
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