好きって言ったら困りますか?

二人きり

私は数学が苦手だし数学の先生も嫌いだった。










「亜佳梨。また赤点だった、、」

「またー?」

「明日再テストだし。放課後勉強付き合って!!!お願い!!!」

「今日部活あるから30分だけならいいよ」

「ありがとう!!感謝する!!!」

















掃除が終わりクラスの人はみんな帰って教室には私と亜佳梨の二人が残った。

















「さ!始めよ!教えて♡」

「香理奈ごめん!!今日顧問居ないからキャプテンの亜佳梨が最初からいないといけなくなったから残れなくなった。ごめん!!!!」

「えーーーー。仕方ないね。わかった。頑張って!!!」

















一人で勉強をしていると見回りの先生が回って来た

















「一人で勉強?」

















声のする方を見るとそこには高橋先生がいた

















「え、あ、はい!赤点取っちゃって明日再テストなんですよ。」

「大変だね、」

「数学苦手すぎて全然進まないんですよ、、」

「俺教えようか?」

「え!英語以外も出来るんですね!」

「バカにしてる?笑俺数学と英語は得意なの」

「じゃあお願いします!!!」


















教室に先生と二人きり。

















先生は一つ一つ丁寧に教えてくれた。


















でも、目の前に先生が居て全く頭に入らず集中できなかった。







簡単な計算もできなかったほど緊張していた。

















先生、心臓の音聞こえてないですか?


















先生、ごめんなさい。 全然集中できないです。

















「先生は彼女いるんですか?」

「いないよ。」

「あ、変なこと聞いてすみません、、」

「大丈夫。続きしよ?」

「はい!」


















すごく幸せな時間だった。


先生を独り占めした気持ちだった。
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