双子ママになったら、エリート心臓外科医の最愛に包まれました
「ホテルを一ケ月単位で借りて転々としている。家を出たのは、もう父の言いなりにはならないという俺なりの決意表明だ。初めて面と向かって父に想いをぶつけたんだ。そして結婚を許してもらえないならば、病院を継ぐ気はないと言ってきた」
「なんでそんなことを……」
病院を継ぐことは蒼斗さんの夢だったのでは? 出会った頃、お父さんのようなお医者様になりたいと言っていたじゃない。
「俺の覚悟を知ってもらうためだ。それに俺は別に父の病院を継ぐことに固執していない」
「そうなんですか?」
「ああ。どんな形であれ、俺を必要してくれる場所で人の命を救う現場に立てればどこでもいいんだ。極端な話、片田舎の診療所でもいい。大好きな家族と一緒にいること。それこそが今、俺が望むことだから」
フッと笑って席を立ち、ゆっくりと私の方へと足を進めてきてしゃがみこんだ。そして私の手を取り、自分の手を重ねる。
蒼斗さんの想いを知って嬉しい気持ちと、すべてを知った蒼斗さんのお父さんがまたなんらかのアクションを起こし、家族を巻き込んでしまうのではないかという不安な想いが交差してなんともいえない気持ちだ。
「なんでそんなことを……」
病院を継ぐことは蒼斗さんの夢だったのでは? 出会った頃、お父さんのようなお医者様になりたいと言っていたじゃない。
「俺の覚悟を知ってもらうためだ。それに俺は別に父の病院を継ぐことに固執していない」
「そうなんですか?」
「ああ。どんな形であれ、俺を必要してくれる場所で人の命を救う現場に立てればどこでもいいんだ。極端な話、片田舎の診療所でもいい。大好きな家族と一緒にいること。それこそが今、俺が望むことだから」
フッと笑って席を立ち、ゆっくりと私の方へと足を進めてきてしゃがみこんだ。そして私の手を取り、自分の手を重ねる。
蒼斗さんの想いを知って嬉しい気持ちと、すべてを知った蒼斗さんのお父さんがまたなんらかのアクションを起こし、家族を巻き込んでしまうのではないかという不安な想いが交差してなんともいえない気持ちだ。