絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
「そう考えるのが妥当だろう。最終的には警邏でも似たような見解で処理がなされ、捜査も一旦終わりになったそうだ」
 ……なんと、まさかの捜査終了! 侵入者騒動が、意図せずわたしにとって、とても都合のいい着地点に落ち着いていた。
 これが聞けたら、もうひと安心。今後、わたしが迂闊に人型を晒さない限り、この一件が掘り返されることはないだろう。
 あぁ~、よかった! レリウスさまには申し訳ないけれど、超ラッキーだ。
「まぁ、そうだったのね」
「ちなみに、ここで問題なのは旦那様の見間違いそのものじゃない。そのくらい旦那様が疲れておられるという状況だ」
 家令のおじいちゃんが続けた言葉にピクンと耳が揺れた。たしかに、最近のレリウスさまはずっと心ここにあらずな雰囲気だった。
 ……鋭いだけじゃない。家令のおじいちゃんは、いつだって主思いでとっても優しいのだ。
「たしかに。ここのところ旦那様は、帰宅後も夜中まで自室で仕事をしているみたいだし、食事時なんかでもボーッとしている姿をよく見るわ。よっぽどお疲れなのね」
< 125 / 252 >

この作品をシェア

pagetop