絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
《ふみゃっっ(なんで!? わたしの心が透かし見れちゃうはずなのに、どうしてここぞって時だけわたしの声を明後日に解釈しちゃうの―っ!?)》
「さぁ、奥さん。帰りは少し馬を飛ばすぞ。しっかり掴まっておいで」
 レリウスさまはニコニコ顔でわたしを抱っこしてソッコー屋敷に帰り、使用人たちを前に蜜月休暇を高らかに宣言し、そのまま寝室に直行した。そこからわたしは、なんと丸三日、寝室に缶詰にされてしまったのだ。ヒィッ。
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