初恋エターナル
意地悪で、すごく甘い。

1. 君のいない生活




カヤが、私の家を出て行ってから1ヶ月が立った。


もうすぐ2月、寒さが増した気がする。


……特に、カヤがいなくなってからは。


バイトもそこそこに、勉強して、ごはんを食べて、お風呂に入って寝る。


そんなことを、ロボットのように繰り返す日々。


やっぱり、誰もいない、1人で食べるごはんは寂しくて静かなものだった。


あの1日、たった数時間が、私にとって忘れられないものになるなんて思ってもなかったんだから。


そんなのすぐ忘れてやる!なんて思っても、無理なことだった。


美湖ちゃんからは、「あんた最近おかしくなったんじゃない?」って言われるくらいだ。


カヤのこと、意地でも忘れたくてバイトと勉強に打ち込む日々。


……今日も、私はバイトと勉強に溺れる。
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