私(俺)の不器用な愛情表現

親友




夏休みの文化祭の準備の時に、突然、みーちゃんから電話があって。



走って40分かかる帰り道を走ってたから途中で中断した。




午後から女子一人になるから一緒にいれるかの確認だった。



その日、午後練だったけど。




先生が、文化祭の準備もあるから、午前練にもできるし。



その時は言って。と言われていたから、電話を切り、先生に電話をした。



「もしもし、陸上部の犬飼です。」

「あー、犬飼か。どうした?」

「○○の日、午後練を午前練にして頂くことって可能でしょうか?」

「わかった。犬飼だけ午前練な?」

「はい!すみません。お手数かけます。」

「大丈夫や。じゃあ、8時な?」

「はい!お願いします。」


ここまでするのも、みーちゃんにだけだからね。



なんて思いながら、


【その日、一緒にいれるよ!】


とだけ言ってまた家に向かって走り出した。
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