私(俺)の不器用な愛情表現
煌side
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俺はあの日、道路に飛び出して死んだ。
はずだった。
だけど、気がついたら俺は犬飼先輩に初めて逢う日の朝にタイムリープしていた。
忘れもしない、4月16日。
俺は、眩しく輝いて見えた所から誰かが現れて。
その人がグラウンドに来て先生に
『こんにちは!』
と言って。
その後、俺の方を見てビックリしたんだ。
儚げで綺麗だけど、どこか冷たいような雰囲気を漂わせていた。
そんな先輩に気づいたら惹かれ始めていた。