狂った隣人たち
和宏は足音を立てないようにそっとレジへ近づくと、レジ前に陳列されている漫画雑誌を一冊手に取った。


大きくて、とてもカバンには入らない。


こういうときは服の中に隠すんだ。


孝司の言葉を思い出して、その通りにして本屋を出た。


焦らず、ゆっくり、ごく自然に。


チラリと、本屋の店員がこちらへ視線を向けたのがわかった。
< 172 / 192 >

この作品をシェア

pagetop