狂った隣人たち
☆☆☆

引越し業者の車がやってくるのをくるみは無表情に自分の部屋の窓から見つめていた。


今度はどんな家族が来るんだろう。


きっとまた4人家族だ。


両親と、男兄弟。


それは江澤家の人たちと同じ家族構成だから、ここに呼び寄せられるのだ。


そしてまた悲劇は起こる。


誰かが向かい側の部屋のドアを開けた。


同時にくるみは、分厚いカーテンを力まかせに閉めた。


薄いレースのカーテンは取り外し、日光すら部屋に入れない分厚いカーテンに付け替えたのだ。


どんな隣人でも、もう関わることはない。


もう、二度と……。





END
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