夢みる少女は、寂しがり詐欺師に騙されない。

「ウサギ、お茶用意しといたよ
また甘い!って言うから…」



「サンキュ!」



「外暑いだろうな…って
さっきまで冷凍庫入れといたの」



「へー…気がきくじゃん」



病院にいると

退屈で

いつもウサギのことを考えてしまう



今日も来るかな?

外暑いだろうな

今ごろバイトかな?

誰と遊んでるんだろう?



「あ、今日ちょっとこれから用あるんだ
帰るわ」



「うん、わざわざありがと」



ホントに毎日わざわざ

このお菓子を1個届けるために



「あ、もし忙しかったり
暑くて来たくないな…とか
面倒くさいな…とか
思ったりしたら
毎日来なくてもいいよ」



「もしかして
そんな待ってなかった?
…
そっか…別に当たらなくてもいんだもんな
…
ま、明日からも来れたら来るし
来れない日もあるかも…」



ホントは来てほしかった



待ってたと思う

ウサギが来るの



お菓子じゃなくて

ウサギを



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