仕方なく結婚したはずなのに貴方を愛してしまったので離婚しようと思います。


 玲司を待つこと無く自分の部屋に戻ると、どっと疲れが出てきたのかぼふんっとベットに寝転び布団に包まった。


「なんだか疲れたな……」


 だんだんと自分の体温で布団が温まりぬくぬくと眠気を誘ってくる温度。微睡む瞼に逆らえず、ゆっくりと暗闇に落ちていった。



< 119 / 170 >

この作品をシェア

pagetop