【完】ネコ系男子は幼なじみだけに素顔を見せる
「ニャ〜」





「はいはいご飯ね。今作るから待ってて」





しばらくすると心絆の両親が帰っきた。




同時に夕飯も温まり、急いでテーブルに並べる。





ビワのご飯もお皿に盛り付けて頭を1回撫でてからお皿を床に置いた。





こういう時のビワは素直に撫でさせてくれるんだよね。




ご飯命だもんね。





「うにゃ〜!」





「美味しい?ビワ。あ、おかわりはないからね。前に病院で太り気味って言われたから今日はこれで我慢するんだよ。いい?」






「みゃ〜お。ニャー!」





食べ足りないのか鳴いている声はちょっと強気だ。




もっとくれー!ボクは食べたりないぞーって言っているみたい。





そんな事しなくてもパパが後でこっそりおやつくれるでしょ?





私とママは絶対にあげませんからね。






ネコじゃらしなら喜んであげてもいいよ〜。






「フン!」





今鼻で怒りました?





私がくれないって分かったからかな?





「にゃーおー」





「あーまたパパのところにおねだりしに行った!」





「よしよしビワも食べたいよな〜。でも今日はダメだぞ?心絆に怒られるからな」





ビワは納得出来てないけど、これ以上ねだってもくれないと分かったのか自分のベッドに丸くなって寝た。





全く仕方ないなビワは。





そういうところも可愛いけど。



いつも私たち家族を癒してくれてありがとう…!



「ニャ〜ン」
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