火の力を持つ国王様は愛も熱い


「卒業したら俺と結婚すればそんな勉強必要ない」

「エマ…それもアリじゃない?ヴァルのお父さん城下町の商会の会長だし、お金に絶対困らないよ」

「…ヴァル、気持ちは嬉しいけど本当にごめんね…お友達でいよ?」


そう言うとヴァルは肩を落とした。
断るのが心苦しいけど、こればかりは仕方ない。


「ヴァルも小さい頃もっとエマに優しくしておいたらよかったのにね?」

「エマはモテるからなぁ、ヴァル入れて何人目?求婚されたの」

「違っ…モテてるわけじゃないよ」


うちの国ではほとんどの国民が20歳前後で結婚する事が多く、忙しい仕事に就く人は学校で相手を決めておくと結婚がスムーズな為結婚が決まっていない女の子はよく声を掛けられる。


だから、決してモテてる訳では無い。


エドワード王様とどうこうなれるはずないのだから割り切って他の人と結婚してしまうのも1つの選択ではあると思うけど…



エドワード王様への気持ちを忘れられる相手と出会うまでは。


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