幼なじみじゃ、いられない。
「え……」
シュンとした感じで千明ちゃんに言われて、頭の中が真っ白になる。
あたしだけ別のクラス……。
一番起こって欲しくなかった最悪の事態に立ち尽くしていると、
「と、とりあえず一緒に見に行こ!」
佳穂ちゃんがあたしの手を取って、人集りの方に向かって歩き出した。
「すみませーん」
周りの人に謝りながら、グイグイと前まで進んでいく佳穂ちゃん。
そして、ホワイトボードの左側に貼られた、『2年生』という用紙の前で立ち止まる。
1組から5組、この中から何の手がかりもなく自分の名前を見つけるのは、なかなか大変そう。
誰か気兼ねなく話せる子と一緒ならいいけど……。
とりあえず1組から順に、自分の名前を探そうとした時だった。
「え、藤沢くん2組なんだけど!」
「マジで?離れたじゃんー」
横から聞こえた話し声に、ドクンと鼓動が跳ねる。
2組、なんだ……。
そう思うと同時に、自然と目の先が2組の欄に向かう。