八千代くんのものになるまで、15秒


私はただのファンだし!

八千代くんのことを見ていられるなら何だっていいと思った!




「だから、これから隣の席で眺めさせていただきます」




席に座ったまま深々と頭を下げ、さっそく八千代くんの顔に視線を移す。

八千代くんは可笑しそうに笑って、「好きなだけどうぞ」なんて、余裕げな言葉を放った。








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