憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~
必死に話す姿がすごく可愛くて…


たまらず僕は里桜をきつく抱きしめた。


里桜の体に初めて触れ、その柔らかな感触と髪に残る優しい香りにクラっとする。


何もかも、たまらなく愛おしい。


『ずっと…大事に想ってた。君は…僕の1番大切な人』


『…先生…本当に?』


声が震えてる。


世界中で1番会いたくて…


でも絶対に会えないと思っていた人。


まるで強力な磁石に引き寄せられるみたいに、僕達は…再び出会った。


再会した君はとても美しく、可愛らしく、どう形容すればいいのかわからないくらい素敵だった。


どんなに大人になっていても僕には里桜がすぐにわかった。


中学の時には僕の気持ちは淡い恋心だったのかも知れない。


ただ、この人を守りたいって。


だけど10年ぶりの君は…


僕にはあまりに眩しくて。


どうしようもないくらい心臓が激しく脈打って、息が出来ないくらい身体中が熱くなった。
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