君と恋をするための三か条
「もしかして、新がお母さんに…?」

新は首を横に振る。

「さすがに連絡手段がないから、ふたりで話し合って、連絡はお父さんにしてもらった」

まさか、そんなことになっていたなんて。
そりゃあ、驚かないわけだ。

「そうだったの。 じゃあ、新のおかげね。本当にありがとう」

私に言わなかったのはたぶん、本人同士直接やり取りしたほうが早いと見込んでのことだろう。
誰かに母親に会わないかと言われても、私の心は動かなかったと思う。

そして、新に出会って、誰かを想う気持ちを知った今だから、母に会う覚悟もできた。

心の底から溢れてくる感情に任せて、私は振り返る。

「新! 私を愛してくれてありがとう」

新が、私の大好きなとびきり優しい笑みを湛える。

「俺を選んでくれてありがとう、麗花」

「大好き」

私はいつまでも、この愛おしい人の温もりを大切にする。

あなたと一生、恋をするために。





おしまい


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