S級な先輩の溺愛。
3.合コン

あり得ない偶然

 金曜日になった。
 定時になり、みんなに挨拶して帰った。

 一度、自宅に帰り、お出かけように、メイクや服装を変える。髪も巻く。
 
 そして、りなとなつきと待ち合わせした場所に向かう。
 りなとなつきは既にいた。
「お疲れ!」
「お疲れ。」
「お疲れ。」
 笑顔で言い合ったあと、なつきが真剣な顔をして私に謝った。

「しずく、ごめん。
 今日、実は、合コンなんだ?」
「は?」
「彼氏が友達に頼まれたらしくて、どうしても・・・って。しずくが合コン、嫌いなのは知ってるから、他当たったけど、いなくて。」

『めんどくさい。』

「帰る!」
「お願いしずく。いるだけでいいから。」

 私は、合コンが嫌い。
 自分のこと話したり、興味ない人の話を聞いたり、変なノリのこともあるし。
 だいたいは断っていた。
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