ショップラブ☆(短編)
I can't loving you


ありがとう




その言葉は私が松田さんに言うべき言葉です。




出会ってくれてありがとう。

好きにならせてくれてありがとう。


彼女さんのこと、話してくれてありがとう。


仲良くなってくれてありがとう。




「僕…………見つけたよ。」


『……え?』




「彼女と同じくらい素敵な女の子。」





え?




…………え???






「高崎さんはどこか彼女に雰囲気が似てる。話していて何度か思ったことがあるんだ…。」




そう………なの?


『そうなんですか…?私は彼女さんみたいに素敵じゃありません。』





観覧車はゆっくり下へと動きを変える。



「素敵だよ……。
僕は、高崎さんにたくさん救われた。高崎さんに恋をせずにはいられなかった。」






……………



突然の松田さんの言葉に

頭が真っ白になった。



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