例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
「湊は!?」

「……手術室に入っていった」

「なんで……」



残された私たちは手術室の扉を見つめる。


この扉の先で、なにが起こっているの?

湊くんは大丈夫だよね?

手術室のランプを初めて怖いと思った瞬間だった。


私たちにできることはなにもない。

それが辛くてたまらなかった。


もっと、湊くんのことを見ていれば……。

変化に気づけていたのなら。

こんなことにはならなかったかもしれない。



「湊くん……」



手術室のランプが消えたのは、運ばれてから3時間後のことだった……。
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