例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
8月16日

優奈と精神科に行った。

いつ倒れてもおかしくないと思うくらい、やせ細った優奈。

今の俺にできることは優奈を病院に連れていくことだった。

そこで告げられた病名は”摂食障害”。

俺にできることはあるのだろうか。

いや、絶対に優奈の笑顔を取り戻すんだ。



8月20日

優奈が入院する。

学校みたいに毎日会えなくなる。

優奈がいない生活は考えられない。

だけど、優奈を助けられるのは先生しかいないんだ……。

笑顔のない優奈。

ごめん。

もっと、俺がしっかり優奈を支えられていたら……。



9月7日

面会に行った。

今日、優奈は一言も喋らなかった。

俺と目を合わせることなく、ずっと窓の外を見ていた。

今までの優奈とは違う。

まるで別人みたいだ。

別人みたいだけど優奈は優奈。

分かっているのに、心の整理が追い付かない……。
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