短編集
一字、一文字、一目惚れ






私は今日も彼を見る。



隣を向けば特に何も目立ったところはない彼の横顔が視界に入る。



だけどそれだけで私の心は沸き立つ。



窓から見える桜と同じぐらいきっと私の心もピンク色になっていることだろう。



彼が文字を白いノートに書いていく。



私はそれを悟られないようヒッソリと彼の手元を凝視した。



因みにこれはなにを書いてるのか気になってではなく彼の書く“文字”が気になるのだ。


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