朝、キスして。

嫉妬ってなに?

意味がわからないんだけど…!


「瞬……、なに言って……っ」


私を抱きしめる腕に力を込めた瞬。

熱でもあるの?それで頭イカれた?


「本当のこと教えて」


──わけではなさそう。

話はできる。


ならなんで……こんなに余裕なさそうなんだろう。


「本当のことって?」

「ハルと何があった?」


穏やかだけどほのかに脆弱さを見せる声で。

ぐっと言葉を噛みしめるように。

瞬は囁いた。


「俺は有咲の言葉だけ信じる」

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