メルティ・ナイト
「そうだよ」
そう言いながら赤坂さんは、彼らをぐるっと見渡した。
「まず俺が【night】の二代目総長。主に族の全体的な統括を行なっているんだ」
総長、という言葉をわたしも小さく口にする。
赤坂さんによく似合う響きだと思う。
たくさんの人をまとめている赤坂さんを想像すると、とてもかっこいいと感じる。
周りをよく見ている彼らしい役職に、納得の意味を込めて首を縦に振った。
「生徒会長じゃ……なかったんですね」
「こんな好き勝手やってる俺には性に合わないよ」
懲りたような苦笑いを浮かべながら、彼は頭をかいた。
次に、赤坂さんが茉央くんに視線を向ける。
それに気づいた茉央くんは、わたしの目を見据えて口を開いた。
「俺は副総長。だいたいは美六がいないときの総長代理をしてたり、幹部以外の奴らと連携を取ってたり。まあ、いろいろやってる」