メルティ・ナイト
「みんな、すごくすごくかっこいいね……」
自分の居場所を、誇りに思えること。
好きなことを一生懸命にできること。
だれになんと言われようと変わらない姿勢。
わたしにないものを持っている彼らが眩しくて、純粋に羨ましかった。
まっすぐに自分たちのことをわたしに説明してくれる彼らみたいになりたいと思う。
わたしの思わず出た言葉に、彼らはお互いに目を見合わせた。
そのあと、みんなして破顔して。
わたしの肩を優しく叩いてくれた。
「もう、すーちゃん照れるだろ!」
「ほんと、すずかちゃんはいい子だね」
「すずかにとってかっこいいのは俺だけでよかったのに」
「……茉央は黙っとこ」