しちゃいけない恋
「待って!」

気づくと私は遙の腕の中にいた。

急な展開に頭が追いつかない。

「は、遙、離して」

「いやだ」

私が振り返っていうと遙は私の手を掴んでいった。

「俺も好きだ」

その言葉に呆然とするしかなかった。



「はぁ、なんであんなことしちゃったんだろう」

私は遙の告白を聞いて恥ずかしくなり逃げ出してしまった。

家でも顔を合わしていない。

そして、今日は愛奈の家に来ている。

「まさか恥ずかしくて逃げ出すとは思ってなかったよ」

愛奈は苦笑している。

事情を全部話した時、喜びながらも微妙な表情をしていた。

「でも、ちゃんと話した方がいいと思うよ?両思いなんだから」

「う、うん」



家に帰り、部屋に行こうとするとたまたま隣の部屋から遙が出てきた。

「「あ」」

気まずくなり、すぐ部屋に入ろうとすると遙に部屋に引き込まれた。

「な、なに?」

「告白したよな、俺。返事は?」

壁際に押さえ込まれて言われた。

いわゆる壁ドンっていうやつだ。

恥ずかしくなり一気に言う。

「わ、私だって告白したじゃん。へ、返事は?」

「俺も好きだ。これが返事」

遙は顔が真っ赤になりながら言う。

「じゃあ言い方を変える。俺と付き合って」

真剣な表情をしている。

もちろん断る理由がない。

「私も付き合いたい」

そういうと、遙は嬉しそうな表情をして私を抱きしめた。



その夜、愛奈に電話してさっきの事を知らせた。

「おめでとう!」

「ありがと」

思わず笑顔になる。

「ていうか展開早いね。家に行ったの?」

「う、うん。そんなところ」

そういえば隠していたんだった。

兄弟って問題があったな。

「何かあったら言ってね?なんでも聞くから」

察してくれたのか心配してくれた。

「うん、ありがと!」
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