儚く甘い
「おいしい!」
大学の屋上。
みわと達哉は二人でクレープを食べていた。

講義が遅い時間だった達哉がみわに買ってきてくれたクレープ。

みわは達哉に呼ばれて屋上に向かい、クレープを見た瞬間笑顔になった。

達哉が買ってきてくれたのは小さなクレープがいろいろと入っているパック。
あまり多くは食べられないみわが、いろいろな種類が食べられるようにと気遣ってくれている。

「おいしい!」
喜んで食べるみわ。
達哉も、みわを嬉しそうに見つめながら、自分用に買ってきたハムやレタスの入ったクレープを食べている。
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